「小公女」として知られる”A Little Princess”のリトールド版。Oxford Bookworms ステージ1です。児童文学ですが、大人でも面白く読める名作。日本では、アニメ「小公女セーラ」も大ヒットしました。
“A Little Princess”書籍情報
- タイトル A Little Princess, Oxford Bookworms Library: 400 Headwords
- 著者 Frances Hodgson Burnett
- シリーズ Oxford Bookworms
- ステージ1
- 語彙数 400
- 総語数 5,840
“A Little Princess”感想
起承転結のあるメリハリが効いたドラマなので、非常に楽しく読めます。CD版の女性の朗読も聞きやすく、お気に入りのナレーションのひとつです。
最初は、タイトルが「小さなプリンセス」なので、他愛のない話だろうと、それほど期待せずに読んでいたら、はまってしまい、最後に😭涙する、とまではいきませんでしたが感動的でした。子供のころに読んで結末は知っていたはずなのに、劇的な展開にハラハラ😖、すれ違いにイライラ😡、とても面白く読めました。Gwen Tourretのイラストもヨーロピアン・テーストでいいですが、Daniela Terrazziniの表紙が最高で、持っていてうれしくなる一冊。
Oxford Bookworms ステージ1 の中では、下の作品を特にオススメとしていますが、スリラーが苦手な方はこちらから始めるのもいいかもしれません?。感動を呼ぶ古典の名作です。
“A Little Princess”あらすじ
Sara は母を亡くし、裕福なイギリス人の父親 Captain Crewe とインドで暮らしていましたが、7歳のとき、将来の社交界で必要な教養を身につけるため、ロンドンにある Miss Minchin の寄宿女学校に入学します。父は、学校に多額の寄付をして Sara を特別扱いさせます。Saraは、自分の部屋やメイドなどを持つことになり、校長の Miss Minchin が、この好待遇をやっかんで、「まるで “a little princess” だ」と陰口を言います。この陰口が本のタイトルになるというのが面白いですね。
校長が「プリンセス」とねたむほど恵まれた境遇にいた Sara ですが、偉そうにすることのない素直でおとなしい少女でした。
四年後の Sara の誕生日に、ある出来事が起きて、Sara の人生は大きく転換することになるのでした。あとは読んでのお楽しみ😛。