IPテストを受験する
なお、どうしても新形式より旧形式の方がいいと思う人は、2017年3月までなら、IPテスト(団体特別受験制度)を受験する方法もある。
2006年も同じ?
2006年の変更時にも同じようなことを考えた人が多かったのかはわからないが、2006年には公開テスト受験者が2万6千人減った(それまでで最悪の減少)のに、IPテスト受験者は5万5千人増えた。
会社員でなくてもIPテストを受験できる
会社員ならIPテストを実施している企業が多いだろうから、その場合は、会社に受験を申し込めばいいが、年に1〜2回しか実施しない会社も多いだろう。もっと受験したい、あるいは、会社がIPテストを実施していないとか、そもそも会社員ではない場合は、IPテストを実施している英語学校に入学すれば受験できるだろう。運が良ければ、入学せずにIPテストだけ受けさせてくれる場所や、特別の生徒資格で受験できる学校もあるかもしれないので、自分の住んでいる場所と “IP テスト” あたりで検索して出てきたところに、IPテストを受験できる条件を確認してみるといいだろう。もしかすると滑り込みで旧形式テストを受験できるかもしれない。
でも、オススメはしない
本当に切羽詰まっているなら、やってみてもいいかもしれない。できるかぎり短期間に多くのIPテストを受ければ、同じ問題を2度受験できる運がめぐってくるかもしれない。時間も金も惜しまず、とにかく得点が欲しいなら、ダメ元で動いてみる手もある。
しかし、2005〜2006年の平均スコアは、公開テストとIPテスト、どちらもほぼ横一線になっていたので、骨折り損になる可能性も高い。なにより、IPテストでは顔写真入りの公式認定証が発行されない。そもそも、本人確認が甘いから、替え玉受験も可能なので、IPテストの結果を信用しないところもある。ジタバタする時間に、単語を100語でも覚えた方が英語力がついて新形式でも得点が上がる可能性が高まり、本人にとってトクだと思うので、オススメはしない。