最近の英和辞典と発音記号

英和辞典の発音記号は、2006年現在このサイトで使っているのと同様のJones式発音記号が主流です。

ただ、最近の学習用英和辞典には変化が見られます。それは、pit i の発音に ɪを使い、[pɪt] と表記、 put u の発音に ʊを使い、[pʊt]と表記する辞書が増えてきているということです。 小学館の「ワードパル英和辞典」、「グランドセンチュリー英和辞典」、三省堂の「ウィズダム英和辞典」、ベネッセコーポレーションの「Eゲイト英和辞典 」などが、これらの表記を使っています。 研究社の「ルミナス英和辞典」、「ライトハウス英和辞典」、ではこれに加えて、birdのir の発音に ɚを使っています。

なぜこのような変化が生じたのかというと、IPAに準じるということが理由でしょうが、 別の要因は著名な学習用英英辞典の「ロングマン現代英英辞典」、「<オックスフォード現代英英辞典」、「コウビルド英英辞典」などがこれらの表記を使っているからというような気がします。 とはいえさすがに、アクセントまではIPAおよびこれらの英英辞典のようにシラブルの前に ' . などをつけて表すようにはなっていません。

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